インドが金への関税を2倍へと引き上げる計画
インドは、金の輸入への関税を倍増することを本日発表した。
本日の予算案において、ムカジー財務相は、「標準の金地金への関税の基本税率を引き上げることを提案する。純度が99.5%以上の金貨とプラチナは、現行の2%から4%へ、そして、標準ではない金に関しては、その率を現行の5%から10%へと引き上げる」とそのスピーチで言及した。
インド国内の金製造業者への恩恵は保持され、国内企業で製造される金の鉱石への関税は1%から2%への引き上げ。
ボンベイ貴金属協会のPrithviraj Kothari会長は、関税引き上げにより「金に対する需要を急減させるだろう。宝飾品需要に対する影響はさらに大きくなる」と指摘し、今年の金の需要が30%減少する可能性があることを、ウォールストリートジャーナルにコメントしている。
そして、「金の密輸が増加する可能性がある。」とGitanjali Gemの会長Mehul Choksi氏は述べている。
ワールド・ゴールド・カウンシルのデータによると、インドは、国内の金産出量はほどんどなく、国内の需要を満たすために2011年は969トンの金を輸入している。
「経常収支に影響を与える一つの要因は、今年の第一四半期から第三四半期までに50%の伸びを見せる金及び貴金属の輸入となっている。そのため、この傾向への良い影響を及ぼすために、これらの処置を行うことを助言されている。」と、ムガジー財務相はコメントしている。
インドの政策担当者は、今年一月にインド政府はインドへの金輸入を奨励していないと述べている。
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