シルバーのComexポジション - 1 November 2011
スタンダードバンク東京支店長の池水雄一氏が、「池水雄一のゴールドディーリングのすべて2」でComexにおけるシルバーのポジションが興味深いものになっていることを解説しています。
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シルバーのComexのポジションがちょっとおもしろい状況です。ネットロングの建て玉残は現在100million onz(1millon onzは約31トン)を割り込み、これは2003年の3月のレベルまでの急減となっています。しかしこれは純粋なロングが減っているわけではなく、新たな ショートが増えているのです。シルバーのショートは9million onzも増えています。下のチャートはロング対ショートの割合を示したものです。現在はショート1に対してロング1.8。つまり1対2を割り込んでいま す。歴史的に見ると、過去76年間の平均はショート1に対してロング3.8。最高値は2004年12月に1対8.7という数字があります。現在は2005 年9月につけた最低値1対1.71とほぼ同レベルまでロングが減ってショートが増えています。過去このショートとロングの割合が1:2以下になったときの 成り行きを見てみると興味深いことがわかります(下のチャートで赤い線を割っているところです)。
2005年8-9月:3.5ヶ月で33.7%価格上昇。
2007年8月:3ヶ月で32%価格上昇。
2008年10月:4ヶ月で54%価格上昇。
このようにショートが増えた結果起こったのは、いずれもその後のショートカバーをきっかけとする大きな相場の上昇です。1:2以下のレベルは驚くほど短 期的で、その後必ず最低3ヶ月の上昇マーケットとなっています。強気筋が単純に買いサインを待っているという状況でしょうか。最低でも30%の上昇がある とすればシルバーは今後3ヶ月以内に40ドルを再び越えるということになります。果たして今回はどうなるでしょうか。三度あることは四度ある?

ちなみに他のメタルのロングとショートの割合は以下の通りです。 Gold 3.5:1 (平均 4.9)
Silver 1.8:1(平均 3.6)
Platinum 3.5:1(平均 8.8)
Palladium 2.1:1 (平均6.1)
こうやってみるとパラジウムがショート比率が高く、シルバーに次いで内部要因からの上昇があるかもしれませんね。
以上
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貴金属ディーリングの世界でも第一人者である池水氏は、上智大学を卒業後、住友商事、クレディ・スイス、三井物産、スタンダードバンクと貴金属ディーリングに一貫して従事し、現在はスタンダードバンク東京支店長。Oval Next Corp.サイトで市場分析ブルース(池水氏のディーラー名)レポートも掲載。









