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トルコからイランへの金輸出が急増

トルコからイランへの金輸出量が、今年1月から5月までに30.8億ドルとなり、トルコからの全輸出量40.2億ドルの大部分となったことが、トルコ統計局のデータで明らかとなった。ちなみに、これは前年比同期間の約8倍となる。

トルコ国内に設立されるイラン資金による企業が急増されていることが、トルコの新聞Zamanによってレポートされている。これは、欧米による対イラン経済制裁の影響と考えられている。この新聞では、イランの中央銀行が金備蓄量を増加させている中、何らかの関わりを持っているのではないかという噂があることも伝えている。

「(イランは)イランの石油への経済制裁に続き、新たな経済制裁が行われることを恐れているのです。」とこの新聞社Zamanの関係者は匿名でコメントしています。

「イランはその金備蓄量を増加させることを望んでいます。それは、金は常に価値を失うことなく換金できるためです。」とトルコ最大の金精錬会社であるイスタンブールの金精錬会社の副会長であるGokhan Aksu氏は述べています。

トルコのエネルギー相Taner Yidiz氏は、イランとの取引のために金を利用していることをCNBCとのインタビューで先月コメントし、「年間で80から82トンの金が(イランとの取引で)使われている。」と述べている。

イランは、今年4月のみで既に12億ドル相当の金を購入している。

インドと中国もイランとの取引のために、支払い方法を変更していることがレポートされている。インドにおいては、ルピーと金を利用しているとのこと。

欧州連合は、イランとの取引のために、金、石油、ダイアモンドを利用することを禁止している。

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