中国での金需要が急増 - 20 May 2011
中国における金の需要は、留まる事がないようです。BullionVaultリサーチ主任のエィドリアン・アッシュが、中国における金需要の増加について分析しています。
「中国における消費可能な所得が増加している中、金はその消費市場のシェアを失っています。」と、2004年にロンドンのアナリストは述べていました。しかし、中国における金への需要は、下記の表でも分るように、実際は伸び続けているのです。

中国は、金市場を開放して10年目を迎えました。これは、インドが金市場を開放してからの期間の半分に過ぎません。しかし、2005年に中国の一般庶民における需要が世界2位になって以来、金への需要は急増しています。この間、中国は金産出量においては、世界一となったのでした。
それでは、実際の数値はどのようなものなのでしょうか。ワールド・ゴールド・カウンシルの最新の金需要レポートのデータを見てみましょう。
- 過去7年のうちの6年同様、2011年の中国の旧正月は、中国における四半期の金需要としては過去最高の記録となりました。
- 過去3年間は、それぞれ第三四半期もしくは第三と第四四半期において、さらにその記録を需要の量において塗り替えをました。
- この最新のレポートにおいて、2011年の中国の旧正月の一般庶民における金購入への需要は、その第一四半期のGDPの0.71%であったとのことです。これは、2010年の第一四半期の0.47%に比べると急増していることが見受けられます。しかし、これはインドの2010年一年間の需要のGDPに占める割合の2.65%にはまだ及びません。
- 人口一人当たりの金の量(グラム)に関しては、2011年のインドと中国の第一四半期の需要は、2009年の半年間の需要と同レベルです。
- 先のチャートが示すように、中国一般庶民の貯蓄額が増加すると共に、金購入量が増加しています。また、この第一四半期は中国旧正月の需要の高さから、多少誇張されています。しかし、このチャートにおいて、貯蓄関連の様々な新金融商品よりも、昔ながらの資産保全方法である金が好まれていることが明白となっています。
先は、ワールド・ゴールド・カウンシルの最新レポートの中国需要関連をいち早く分析まとめてみたものです。もし、お時間があればこのレポート(英語)をご覧ください。今後、さらなるインフレ上昇が予想される中、長期間における購買力を守る方法を模索しているのであれば、急激に増加している貯蓄額を持つ、アジアの新興国の動向を無視することはできないはずです。
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Adrian Ash, 20 May '11
エィドリアン・アッシュは、ブリオンボールトのリサーチ主任として、市場分析ページ「Gold News」を編集しています。また、Forbeなどの主要金融分析サイトへ定期的に寄稿すると共に、BBCに市場専門家として定期的に出演しています。その市場分析は、英国のファイナンシャル・タイムズ、エコノミスト、米国のCNBC、Bloomberg、ドイツのDer Stern、FT Deutshland、イタリアのIl Sole 24 Ore、日本では日経新聞などの主要メディアでも頻繁に引用されています。
弊社現職に至る前には、一般投資家へ金融投資アドバイスを提供するロンドンでも有数な出版会社「Fleet Street Publication」の編集者を務め、2003年から2008年までは、英国の主要経済雑誌「The Daily Reckoning]のシティ・コレスポンダントを務めていました。
弊社現職に至る前には、一般投資家へ金融投資アドバイスを提供するロンドンでも有数な出版会社「Fleet Street Publication」の編集者を務め、2003年から2008年までは、英国の主要経済雑誌「The Daily Reckoning]のシティ・コレスポンダントを務めていました。









