保有の目安はいつの時代も一割なのか? - 5 October 2011

初心者にも分りやすい金のブログとして、ワールドゴールドカウンシル日韓地域代表豊島逸夫氏にも推薦されている「はじめての金読本」において、金投資の全投資における比率について解説されています。

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今回は読者から寄せられた質問にお応えします。金保有比率の目安はいつの時代も1割なのか。

長くお読みいただいている読者はご存知と思いますが、金保有の目安は、住まいを除いた財産の1割程度が妥当です。まだお読みでない向きは、まずこちらを読んでみてください。この考え方は、昔も今も基本的には変っていません。金は、万一に備えて保有する保険のようなものだからです。

でも、ギリシャに端を発した欧州の債券危機は深まるばかり。米国の景気も「著しい下振れリスクが存在」すると見られ、リーマン以降に大量供給されたドル価値の希薄化が懸念され、その一方、新興国中央銀行は金購入に動き、インド中国など金選好国における金買いは旺盛という状況。

こうした時代認識から、現在のような経済環境においては金保有比率を上げても良いのではないか、ということですね。分かりますよ、その気持ちはよく分かります。ほかに安心して行くところがありませんからね。でも、その気持ちを、身も蓋もない言い方をするなら、もっと買いたいので背中を押してほしいということでしょう。

いいですよ、ドンと背中を押してさしあげましょう。現在の環境が続くかぎりにおいては、比率を2割、3割まで上げてみたらいかがでしょう。

ただ、あまり精神衛生上よろしくないかも知れませんよ。

今回の急騰急落相場を見ればお分かりになるように、金価格は日々変動していますし、価格水準が上がっていくほど値動きの幅は大きくなっていきます。仮にこれから保有比率を上げていくと、おそらく、日々の値動きが気になって仕方がなくなると思いますよ。そこのところはしっかり覚悟してください。

金は本来、あくまで万一の保険として保有する資産です。極端な言い方をすれば、「金は掛け捨て保険」というくらいの感覚で付き合うのが正解ともいえます。保有比率を上げるのは構いませんが、その点をよく肝に銘じて、金とはお付き合いください。

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経済アナリスト、そして金市場の第一人者の豊島逸夫氏にも推薦されている金のブログ「はじめての金読本」より。