夏季セール中に金を購入すべきか - 9 July 2010
強気市場が始まって以来、7、8月に金購入をした際に、その年末に収益を出すことができなかったのは、ただ一度のみです。
先週、ユーロを売却し金を購入するというパターンが、突然途絶えました。とBullionVaultのAdrian Ashは語っています。
3月末から6月末までに、22%の収益率を上げるといった金投資の実績から、ファンドの四半期ごとのレポート上でも、第2四半期同様のレベルが保たれると思われていました。
それに反し、7月1日以来の金売却の傾向から、この夏季の金価格の下げは、一時的な下げなのか、季節的な停滞なのか、それとも過去10年にわたる強気市場の終焉の始まりなのかと人々は困惑しています。
まずは、この現状を分析してみましょう。

もちろん、夏に起こる市場の停滞は、通常よりも遅くに始まったようです。1968年以来、2005年のみが、6月にその年の最高値を記録しています。(日々の価格において、先のチャートは月末の価格を表示しています。)
そして、もちろん金の季節的周期の主要因の一つである、インドの消費者の需要に懐疑的となる理由もあります。この、結婚式、フェスティバルに続く、収穫期前の市場の停滞という季節的周期の、世界の金価格への影響力は、大きなものではないはずです。
しかし、ドル建て投資においては、強気市場が10年前に始まって以来、7月、8月に金を購入した際は、一度を除き、常にその年末までに収益を上げています。2008年は、10月末に最低値を記録しましたが、それ以外は9月が、価格上昇の始まりとなっています。
それでは、2010年の後半もこのように金価格は動くのでしょうか。そうとは限りないかもしれません。
しかし、世界の金利がゼロレートレベルで推移し、将来における更なる通貨危機の可能性などを考えると、強気市場が終わるとは思えません。しかし、もしそれが終わったとしても、過去のパターンを見る限り、弱気市場においても、7月に購入した金を9月末までに売却をすることで、十分な収益を上げることは可能であるようです。
金の購入をお考えですか?
弊社現職に至る前には、一般投資家へ金融投資アドバイスを提供するロンドンでも有数な出版会社「Fleet Street Publication」の編集者を務め、2003年から2008年までは、英国の主要経済雑誌「The Daily Reckoning]のシティ・コレスポンダントを務めていました。









