現在の金価格の下げと過去の比較について - 28 July 2010
現在の金価格の下げを、過去の下げと比較してみると....
今週の金価格のオンスあたり1160ドルという急激な下げの様々な理由を言及したとしても、この下げが金市場の典型的な価格の動きであることに違いはないのですと、BullionVaultリサーチ主任Adrian Ashは述べています。
まず、現在の金先物における契約が、「限月交代」の期日に迫っていたため、その価格の変動は予測できるものでした。
そして、専門トレーダーは、7月から9月における、季節的な市場の低迷は予測しています。金への需要が高いインドにおいて、この期間金の需要は低いのです。しかし、収穫期の後のディーワーリーの祭りの際に、需要は高まります。さらに、ギリシャ財政危機により、4月と5月に急激な上げを見せた金価格が、多少下げ調整されるのは当然のことでした。
だからといって、10年前に始まった金価格の強気市場が終わりであるということではありません。主要投資関連メディアは、そうであるというかも知れません。しかし、これは決して詳細の分析に基づいたものではありません。
金市場は、今回の下げ以上の変動を過去に何度も経験しています。
先月の最高値から9%下げるためには、金価格はドル建てで、オンスあたり1073ドルとならなければなりません。これに対し、2009年12月から2010年1月と2009年2月から4月においては、15%下げています。
2006年の5月から6月のような25%の下げである場合は、金価格は948ドルとなります。さらに、2008年3月から9月の33%の下げの場合は、834ドルとなります。
現在の下げは、新しい最高値を記録する前の価格調整であるとも言えるでしょう。今回の下げは、2006年6月から2008年9月の週ごとに16%下げたことと比べると、決して大きな下げではありません。
この最近の価格の下げが、過去の金価格の動きに比べると、小規模であることを知ることにより、投資家へは安心感を与え、今週の価格で購入したトレーダーは、良い価格で購入できたことを喜ぶこととなるかもしれません。
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弊社現職に至る前には、一般投資家へ金融投資アドバイスを提供するロンドンでも有数な出版会社「Fleet Street Publication」の編集者を務め、2003年から2008年までは、英国の主要経済雑誌「The Daily Reckoning]のシティ・コレスポンダントを務めていました。









