老後の資金として金を買いたいのですが? - 10 March 2011
初心者にも分りやすい金のブログとして、ワールドゴールドカウンシル日韓地域代表豊島逸夫氏にも推薦されている、「はじめての金読本」において、老後の資金として金を購入することに関して解説しています。

民主化の津波が中東・北アフリカ全域に及んでいます。原油や天然ガスの安定的な供給が危ぶまれることになれば、資源価格が上昇して景気が冷え込む可能性がありますし、すでにもろもろの物価に影響が出始めています。かくして、インフレ懸念が急浮上してきたわけですが、いや、すでに懸念は現実になりつつありますが、問題は、中東・北アフリカ地域の混乱は短期では終息せず、間違いなく長期化するだろうと思われることです。
そんな時期に、読者から興味深い質問が届きました。老後の資金として金を買いたいのだけれど、どうでしょう?
この質問の背景には、おそらく年金不安があるのでしょう。高齢化に歯止めが利かず、赤字国債発行が常態化し、それでも消費税ひとつ議論が進まない状況にあって、年金の将来ほんとうに大丈夫なんだろうかという不安です。
かりに今後10年間じわじわと物価が上昇していくとしたら、年金支給額に変化がなくても実質目減りすることになります。支給年齢が引上げられ、減額される可能性だってあります。けれどインフレに強い金のような財産を保有していれば、物価上昇にまけない購買力が維持される可能性はあります。
金はインフレに対する保険としての役割を果たしますから、老後の万一に備えて、少し持っておくのは悪くないでしょう。金読本の作者も年金の足しに金をコツコツ買っています。
ただし、金とて相場商品であることに変わりはありません。破綻のない資産であるがゆえ、金利もつきません。金利がつかないゆえ、金利の高騰では売られやすくなります。価格変動は覚悟した上で、長い目で考えることが条件です。その覚悟のない人に金を買うことはお勧めしません。
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経済アナリスト、そして金市場の第一人者の豊島逸夫氏にも推薦されている金のブログ「はじめての金読本」より。








