著名ヘッジファンドが損失の穴埋めに金ETF持ち高を削減 - 16 February 2012
本日発表された、米証券取引委員会において登録されているファンドの運用資産の開示情報(13F)によると、2011年の10月から12月までの3ヶ月間に、米国の著名ヘッジファンドがその金ETFの持ち高を削減していたことが明らかになった。この間金価格は、リーマンショック以来の価格の変動を見せている。
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ポールソン&カンパニーは、スパイダー・ゴールド・シェアの保有残高32億ドルの内15%を削減した。これは、ロイターとブルームバーグのアナリストによると、顧客のファンド解約によるものとのこと。
60億ドルほどのファンドを運営する、ボストンのVinik Asset Managementは、金ETFの5億ドルほどの持ち高を削減している。これは、ファンド全体の5分の1ほどの規模。
また、110億ドルのファンドを運営するコネチカット州のTudor Investmentは、保有する全ての金EFT持ち高を売却した。ニューヨークの60億ドルのファンドを運営するTouradji Capitalもまた、金価格が市場最高値を記録した9月を含む、今回のレポート期間の前の四半期に購入した、保有金ETFの持ち高約7百万ドル分全てを売却している。
これらのヘッジファンドが金を売却した昨年12月以降、金価格は1999年1月以来の高い1ヶ月間の上げ幅11%上昇することとなった。
ウォールストリートジャーナルは、Touradjiの旗艦ファンドが、昨年14%の損失を出したことをレポートしている。そして、9月に顧客は解約のオプションが与えられ、そのファンド規模は16億ドルから10億ドルへと縮小している。
ポールソン&カンパニーは、Advantage Plus Fundが51%の損失を出したことから、シティーグループとバンク・オブ・アメリカの持ち高全てを第4四半期に売却した。この間この銀行株価は、このファンドが持ち高を増やした2009年からそれぞれ25%と50%価値を失っている。
バンク・オブ・アメリカの株価は、ポールソンが売却した12月末以来、5.80ドルから8ドル以上と急騰している。
この最新開示情報(13F)によると、ソロスファンドは、この2011年第4四半期にスパイダー・ゴールド・シェアの持ち高を倍増したとのこと。この持ち高の価値は現在13百万ドルほどとなる。この間ソロスファンドは、金鉱株の持ち高を減らしている。
ソロス氏は、2011年第1四半期に、その金EFTの持ち高の99%を売却したことで有名である。この間の価格は、昨年後半6ヶ月の平均20%低いものであった。
テキサスのPimco and the Teacher Retirement Systemもまた、10月から今年1月までに金ETFの持ち高を増加させている。
スパイダー・ゴールド・シェアを裏付ける金地金の量は、第4四半期に2%増加し1254トンとなっている。そして、その後、24トンが積み増され、現在HSBCロンドンの金庫に保管されている金地金の価値は710億ドルとなっている。このETFは、ニューヨーク、東京、香港、シンガポール証券取引所で取引がされている。
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