金はどこで採掘されているか - 16 September 2011

初心者にも分りやすい金のブログとして、ワールドゴールドカウンシル日韓地域代表豊島逸夫氏にも推薦されている「はじめての金読本」において、金の採掘場所とその変移が、昨今の需給と共に解説されています。

金価格が上へ下へと乱高下しています。24時間で100ドル動くことも珍しくなくなりました。この先、価格水準が切り上がって行くにつれ、さらに値動きは大きくなるだろうと予想されます。ですから、あまり目先の値動きに目を奪われることなく、大きな流れを捉えるように心がけたいものです。慌てることなく、のんびり行きましょう。

さて、以前にも紹介しましたが、GFMS*1によれば、人類がこれまで地球から掘り出してきた金の総量は、2010年末の段階で166,600トンと発表されており、この定量データが貴金属の世界では定説となっています。1kgの金地金にして、わずかに1億7千万本弱です。

その金の総量(地上在庫)の内訳は、こうなっています。

宝飾品    84,200トン

個人投資   31,100トン

公的保有   29,000トン

その他加工品 18,700トン

不明      3,600トン

合計     166,600トン

 

およそ半分は宝飾品のカタチで保有されているわけですが、たとえばアジア中東地域で売買されている宝飾品は、20Kとか22Kといった高品位のものが多く、装飾品でありつつ資産でもあるという位置づけにあります。したがって、宝飾品のうち何割かは、個人投資に加えた方が実態には近いということもできそうです。この点は、需給データを見る時のポイントでもあります。

これまでに採掘された金の総量は判りましたが、では、現在、金はどこで採掘されているのかというと、産出量の国別トップ10は以下の通りとなっています。

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目を引くのが、長く断トツの一位だった南アが10年で半減し、代わって中国の生産量が倍増していることです。中国は需要でもインドに迫る勢いで伸びていますが、産出量でも年々増加して現在では第一位の座にあります。もっとも、年間350トンの産出量を誇ってはいても、国内需要を満たすに至らず輸入に頼っているのが実態です。その旺盛な需要が金価格の下支え要因ともなっています。

*1:ゴールド・フィールズ・ミネラル・サービシズ=貴金属市場でもっとも信頼の高い英国の貴金属調査会社

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経済アナリスト、そして金市場の第一人者の豊島逸夫氏にも推薦されている金のブログ「はじめての金読本」より。