金利を産まない金の価値 - 14 November 2011
初心者にも分りやすい金のブログとして、ワールドゴールドカウンシル日韓地域代表豊島逸夫氏にも推薦されている「はじめての金読本」において、金の価値について、金利を産む資産とそうではない資産の違いに注目し解説しています。

ギリシャ国債の次はイタリア国債が標的に。利回りがついに警戒水域の7%を突破しました。ユーロ圏の債券不安は留まるところを知らず。
ということもあって、今回は金利のお話です。
昨今とても微々たるものになっていますが、銀行預金には預金金利というものが付きます。業績が良くて利益が出なければ分配はされませんが、株式には果実として配当金というものがあります。
お金、あるいはお金に準ずる資産というものは、金利や配当というものが付きものです。ちょっと乱暴な言い方になるかも知れませんが、金利が付いてこそお金としての存在価値がありますし、信用で成り立つ経済は金利と切っても切れない関係にあると言って差し支えありません。
ところが、ほとんど同じお金でありながら、信用通貨の価値の後ろ盾と見なされてきた金には、金利というものがまったく付きません。そして金利をまったく産まないということは、信用というものとは切り離された存在だということです。
信用経済の中で流通するお金とは異質なものですから、金は、投資とか運用といった概念から遠い資産です。それにも関わらず金がお金として輝きを増しているのは、信用社会が混濁しつつあるからに他なりません。
ときおり金の保有比率についての質問をいただきますが、これからの社会の変化のありようを肯定的に考えるか、悲観的に考えるかによって、比率は変わるのでしょうね。
破綻リスクが高い資産には高い金利が付きます。破綻リスクのない資産には金利は付きません。このことを、あらためて覚えておくといいかも知れません。
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経済アナリスト、そして金市場の第一人者の豊島逸夫氏にも推薦されている金のブログ「はじめての金読本」より。








