JPモルガンが銀先物市場の大規模ポジジョンを削減 - 14 December 2010
ファイナンシャルタイムズによると、JPモルガンが米国の銀先物市場で取っていた大規模なポジションを密かに削減したとのこと。これは、金融機関による銀のディーリングが価格に及ぼす影響に対する批判を回避する目的であるとのこと。
貴金属へ投資を行っている一部の一般投資家は、JPモルガンを含む金融機関が大規模な銀先物のショートポジションを低い価格で取っているために、銀価格は人工的に低く抑えられていると主張しているとのこと。
米商品先物取引委員会(CFTC)が行った過去2回の調査においては、価格操作といったことは行われていないという結論に至っている。また、大部分のアナリストは、組織的な価格操作は起こりえないと述べている。
ニューヨークを拠点とする貴金属コンサルタント会社CPM Groupが先週発表した長期にわたる銀市場の見通しによると、今後10年間、銀価格は歴史的な高いレベルを維持するとのこと。
それによると、銀への投資熱がこの価格上昇の強い要因であるとのこと。特に中国からの需要は、2000年の3.5倍となると予想している。これにより、世界で使用される量は、すでに予想されていた量の2倍へと押し上げられるであろうとのこと。
太陽光電池などの工業用需要は、年間需要の60%であることが、ロンドンを拠点とする同業者であるGFMSのデータによって明らかになっている。この会社が11月に発表した今後の見通しにおいても、銀の需要の伸びからくる銀価格の上昇を予想している。
金価格は、8月半ばから70%上昇し、先週には、過去30年間で最高のトロイオンスあたり30.68ドルを記録している。
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