2011年版の世界金需給を読む(2) - 6 May 2011

先週に引き続き、初心者にも分りやすい金のブログとして、ワールドゴールドカウンシル日韓地域代表豊島逸夫氏にも推薦されている、「はじめての金読本」で、GFMS社が発表した金の最新レポートを基に、金の需給の解説がされています。この記事は、先サイトで4月29日に掲載されたものです。

 

今日は、おしりも2011年4月29日の金曜日、3月11日に発生した大震災から四十九日に当たります。あらめて亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。そろそろ気持ちを新たに一歩前へ進みたいものですね。

さて、今回は、金地金、金貨、宝飾品の需要について、過去5年間の国・地域別の推移を紹介しておきましょう。おそらく一般の方が見る機会はあまりないでしょうから、これはけっこう貴重なデータかも知れませんよ。

まず、金地金の民間投資需要はこうなっています。

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以前から長期にわたって需要が継続的に発生しているのは、金需要大国インドと、意外かも知れませんがベトナムです。ベトナムはもともと金選好度の高い国柄でもあるけれど、この10年、高い経済成長を成し遂げている裏で、急激な物価上昇(通貨価値の下落)という症状が出ており、庶民の金買いに熱が入っているという面もあります。

かたや、2008年のリーマンショック以降に、需要が爆発的に増加しているのが欧州の個人投資分野です。一部で金地金や金貨の自動販売機が登場しましたが、それほど通貨不安、債券不安が大きいということでしょう。そして中国も2010年に入って、ギアが入った観があります。金取引の自由化に弾みがついて、国内の五大商業銀行がこぞって金売買に取り組み始めたことが効いています。2010年は、中国の金投資元年と位置づけることができそう。

つぎに公的金貨の民間投資需要を見てみましょう。

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コンスタントに大きな需要が存在するのは中東トルコ。2008年のリーマンショック以降、需要が急増しているのが、米国、カナダオーストリアあたりでしょうか。とくに注目したいのは、米国、カナダの需要拡大です。ドルに対する不安が拡大していることの証しかもしれません。

最後に紹介するのは民間の宝飾需要です。

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各地域の動きを見ると、リーマンショックの影響は大きく、2008年から2009年にかけて急減しているのが見て取れます。ただし、例外的な結果を見せつけているのが、インド中国インドは2009年こそ減少したものの、翌年には素早く恢復。この新興の二大国だけで1117トンにも上ります。

金読本では何度も触れていますが、インド中国の二カ国が金市場をリードしているといって過言ではないでしょう。

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経済アナリスト、そして金市場の第一人者の豊島逸夫氏にも推薦されている金のブログ「はじめての金読本」より。