2011年金相場予測 - 5 January 2011
スタンダードバンク東京支店長の池水雄一氏が、「池水雄一のゴールドディーリングのすべて2」で、年始のご挨拶と共に、今年の金市場を予測し、昨年一年間の金、銀、プラチナ、パラジウムの価格の動きをまとめています。
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今週は年始のご挨拶です。昨年は10月に私にとって17年ぶりとなる本、「Gold - ゴールドのすべて」を出版。そして、趣味のランでは100kmウルトラマラソン完走、フルマラソン、ハーフマラソンすべてのレースで自己最高記録更新(3 時間24分フル、1時間32分ハーフ)することができました。非常に充実した一年でした。(写真は走り初めでの井の頭公園から見た日の出)

皆さんにとって昨年は良い年だったでしょうか。相場的には年末は結局高値で引けました。ゴールドは年間高値まであと5ドル。シルバーとパラジウムはまさに 今年の最高値で、プラチナも今年の高値まであと7ドル。この一年の動きを総括するような年末となりました。やはりメタルは強い!そしてこの結果を見る限り それは総じて良い年であったと言ってもよいのかなと思います。 年初と年末の正式な価格比較は以下のとおり。パラジウムがちょうど倍、そしてシルバーも92%もの上昇率となりました。ゴールドは29%、プラチナは 21%、パラジウム、シルバーに比して今ひとつの結果となったことは否めません。やはりそもそもの価格が高いということも大きいのかと思います。年間4本 値は最後に載せておきます。

相場の関する細かな話は来週からまた書き始めるとしても、今年一年はやはり強い年になりそうです。米連邦準備理事会(FRB)のBernanke議長がさ らなる景気刺激策としての金融緩和を除外していないということ、そしてヨーロッパの財政危機は解決にはほど遠く、まだまだひと波乱もふた波乱もありそうな 気配であるということ。これらのマクロ経済的な条件に加えて、昨年からの中国の金輸入急増。11月の中国の消費者物価指数は5.1%も上昇しており、イン フレへの懸念から投資家の資金が一斉に金に流れ込んできています。この三つの点が今年もおそらく変わらないでしょう。だとすればやはり金は、そしてその他 の貴金属も上昇せざるを得ないと考えられます。まさに下げる要因がみつからない、そんなマーケット状況です。もちろん一時的なポジション調整などから、売 られる場面もあるでしょう。しかしそういった場面は絶好の買いのチャンスになってしまいそうです。昨年は実需の高値慣れがいろんな場面で見られました。こ の実需の買いが、おそらく価格の下がったところでは、相場を支える場面が何度となく起こりそうな気がします。そうやって下値を切り上げながら、1500ド ル、ひょっとしたら1600ドルまで目指すような展開になるのではないでしょうか。Let’s see! 今年もお付き合いよろしくお願いします。








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貴金属ディーリングの世界でも第一人者である池水氏は、上智大学を卒業後、住友商事、クレディ・スイス、三井物産、スタンダードバンクと貴金属ディーリングに一貫して従事し、現在はスタンダードバンク東京支店長。Oval Next Corp.サイトで市場分析ブルース(池水氏のディーラー名)レポートも掲載。









